美の源はパリ、受け継がれ、探求し続け、現在進行形。

「思いを形にする、素敵な人」

MAGNIFIQUE(マニフィック)代表 パーソナルファッションディレクター麻日奈芽実さんにインタビュー。大人女性を美しく、ポジティブにする秘密を探ります。

麻日奈 芽実

MAGNIFIQUE代表 パーソナルファッションディレクター

(社)日本パーソナルコーディネーター協会(JPCA)理事、認定マスターインストラクター、日本服学アカデミー協会 おやこ服学(R)シニアインストラクター

大学時代は読者モデルとして多数のファッション誌に登場し、大手企業で20年を超える役員秘書経験を持つ。経営トップの下、一流のホスピタリティを身につけ、おしゃれな母親の影響と子ども時代のパリ在住経験により、早くからホンモノに触れたことで培われたセンスを活かし、現在はパーソナルファッションディレクターとして活躍している。ミッションは、「年齢を重ねるほど美しく、楽しく生きる人を創る」装いというツールを通じて、体型のお悩みをカバーし、内面の華(魅力)を引き出し、女は50代から! 年齢を重ねるほどもっと自由に、 おしゃれも人生もチャレンジしたくなるファッション提案を行っている。

地方や海外にも顧客を持ち、外見戦略により仕事が増え収益アップ、法人設立、海外進出、昇進と共に、自信が持てた、信頼が増した、おしゃれが楽しくなったと嬉しい声が届いている。

銀座三越、銀座松屋、新宿高島屋、阪急うめだ本店などのセミナー、トークショー、バッグなど商品の企画監修に加え、2019年4月よりショップチャンネルで麻日奈 芽実オリジナルブランド MagnifeM(マニフェム)がデビュー。
アラ還で洋服をプロデュースするという新たなチャレンジに感謝して充実した日々を送っている。

母から受け継ぐ「美・DNA」

麻日奈さんは、子供の頃から洋服好き、お洒落が好きだったのですか?

おしゃれな母の影響で「おしゃれ指数が高い家庭環境」だったのだと思います。妹と弟がいる3人きょうだいなのですが、私達は幼い頃から帽子に靴下、靴に至るまで全身トータルコーディネートをしてもらっていました。それは母が一人娘だったから、商売をしていた母方の祖母が、3人の孫にとびきりの愛情を注いでくれたからできた贅沢だと思います。私がおしゃれを一段と明確に意識したのは、父の海外赴任でパリに移住してからです。1970年代の初めは、日本にHERMESやLOUIS VUITTONが進出する前ですし、円安で日本にとってフランスがまだ遠い国の時代にもかかわらず、母方の祖母のおかげであり得ないほど贅沢なおしゃれをさせてもらいました。また、母は専業主婦でしたが、駐在員夫人たちで買い物に行くと、自然とファッションアドバイスをしていたようです。当時の友人からも「芽実ちゃんのお母さんは、いつも帽子を被ってスカーフ巻いてしゃれているのに、明るくて面白かったから、すごく覚えている」と言われます。

では、お母様やお祖母様の影響で、すぐにファッションの世界に?

いえ、それが違うんですよ。子供の頃、何不自由もなく、幸せな日々が当たり前のように続くと思っていたんです。でも、そうではなくて。パリから帰国してすぐ母が、当時は不治の病だった白血病になり約1年、39歳で他界してしまいました。私たちきょうだいのことを一番理解し、将来についても的確なアドバイスをくれていた母が亡くなって、本当に辛かったです。そして、母の他界を機に、父親とは考え方の違いから、かなりぶつかって家庭内が大変でしたね。

母から受け継いだ身だしなみ、装い、おしゃれのチカラ

そこからファッション業界に?

いいえ、最初に就職したのは、当時住んでいた関西の放送局で、役員室の秘書をしていました。母亡き後、父に反対されて留学できなかったので、最初は2−3年働いて貯金して、留学しようと考えていました。でも、バブル期で仕事も忙しく、緊張感がありながらも面白くなり、厳しい役員にも「わが社のベストドレッサー賞」と可愛がって頂き、結果としては7年間、勤めることになりました。実は、その3年前に家族は東京に戻っていたので、私も一緒にと思いましたが、何度も引き止めて頂き、辞めるのに3年かかりました。その後、東京でも大手法人や金融機関で役員秘書として働きます。30代は公私ともに激動の時代でした。亡き母方の祖母のアルツハイマー発症で東京に連れてきて、きょうだいでお世話もしましたし、結婚、離婚、その祖母の逝去も重なりましたが、どんなに大変な時も自分を支えてくれたのは、母から受け継いだ身だしなみ、装い、おしゃれのチカラでした。

おしゃれとキレイは伝染する

40代の会社員時代、睡眠不足でなかなかハードな毎日でしたが、どんなに疲れていても、身だしなみはきちんと整えていたので、「毎日、芽実さんが何着てくるのか楽しみなんです。」と性別年齢問わず、よく言ってもらいました。そして、昔から良いと思ったことだけはすぐ口に出しちゃうんですよね。素敵だなーと思ったら、服でもアクセサリーでもヘアスタイルでも何でも素直に褒めます。するといつの間にか、周りが変わってくるんです。身だしなみが今一歩だった人が、ヘアメイクも洋服もとても気を使うようになったり、明るくなったり。どんなに忙しくても、自分自身に気を配る事は、仕事の気配りにも繋がって、職場環境も良くなり、相乗効果が出てくるような気がします。「おしゃれとキレイは伝染する」と思っています。

ファッション業界、起業したのは?

起業したのは、48歳です。46歳の時に父が亡くなるのと、リーマンショックの影響で仕事を失うのが同時という不運がありました。父の葬儀の一切の後始末を対応して、これからどうしようという時に、女性起業家のコミュニティとご縁ができました。そこで出会った方々に「こんなにおしゃれなのに、それを仕事にしないのはもったいない」と背中を押して頂き、勇気を出して一歩踏み出しました。あまりに一気に失ったショックが大きくて、実際に動き出すには、2年くらいかかりましたが、ちょうど(社)日本パーソナルコーディネーター協会が設立されたので、そこで仕事のあり方とやり方を学ぶことができました。

女は、50代から

50代を前に何もかも失い、どうしよう・・・となった時にフト思い出したのが、1997年に観て印象的だった資生堂のアクテアハートのコマーシャル。コピーライターの岩崎俊一氏の作ったコピー「美しい50歳がふえると、日本は変わると思う。」に激しく頷いた30代の頃でした。当時50代はずっと先のことでしたが、もう目の前。想えば、いつも装い、おしゃれのチカラで、悲しいことも辛いことも乗り越えて来ていました。家にこもって泣いてばかりいると、人はどこまででも落ちて行ってしまいます。でも、ステキな服を着て、靴を履いて、一歩外へ出ると、楽しいことはたくさんありますよね。装い、おしゃれのチカラは果てしないと改めて気がついたんです。そういう経験を経た今は、有難いことにファッションを通して多くの女性達にアドバイスし、商品の企画監修やプロデュースもさせて頂いています。女は50代からです!年齢を重ねた女性だからこそ似合う洋服やジュエリーもあります。

年齢を重ねて、ジュエリーが似合う手になる

日本の女性は、年齢を重ねていることを気にしてしまう人が多いかもしれません。でも、かつて見たパリの50代、60代以上のマダムは、むしろ若い人たちより華やかだったんですね。そして、年齢を重ねることで手にジュエリーがしっくり馴染み、ラグジュアリーなファッションも堂々と楽しめると思うのです。例えば、華やかな輝きのあるリングをつければ、手のシワやくすみを光が反射して飛ばしてくれます。また、耳元に同様のピアスやイヤリングをつければ、骨格がフラットな日本人の横顔に複雑な光プラスしてくれるので、メイクの延長線上の役割をします。

ジュエリーとお洋服のコーディネートで、年齢を重ねることをもっと楽しめたら素敵ですね。


ファッションでのバリアフリー

今後、お仕事で目指している事、ありますか?

現在の仕事は、次の3本柱です。
①個人向けサービス ②法人向けサービス ③同業者を養成する資格講座
将来的には、海外でも仕事をしたり、ファッションで社会貢献をしたいです。病気という垣根を超えた商品プロデュースに関わりたいと考えています。装い、おしゃれのチカラが心と身体にも良い影響を与えてくれると信じていますし、病気がきっかけでよりおしゃれに興味が湧くこともあると思います!


イヤリング好き、専用チェストも!

麻日奈さんには、思いのあるジュエリーはありますか?

もちろん!ありますよ。私は、何よりイヤリングが大好きだったんです。かつてはイヤリングだけのミニチェストもあったほどです。でも、10代、20代とつけ過ぎて金属アレルギーになり、それが悪化して31歳でとうとうつけられなくなってしまいました。それを25年ぶりに復活させるきっかけになったのが、芦屋のセレクトショップAILAが取り扱うDaniela de Marchi(ダニエラ・デ・マルキ)のジュエリーです!

顔の周りにキラキラと輝き、揺れるイヤリングがあるだけで、ちょっぴり女っぷりが上がったような気持ちになります。その経緯については、ブログに詳しく書いています。    麻日奈芽実さんのブログ。

受け継いだジュエリーがあれば、リフォームで出番を増やして身につけて!

リフォームジュエリー は、どう思いますか?

お洋服同様に、ジュエリーも身につけてこそ!!
タンスの肥やしのようにしまいこんだままでは、もったいないです!!使わないものには、それなりの理由が存在します。
サイズは当然ですが、今のファッションに合わない場合は、リフォームをオススメしています。思い切ってお好きなデザインやご自身のファッションに馴染むテイストにして、たくさん出番を増やしてあげましょう。例えば、リングをピアスに、あるいはネックレスに、ブレスレットに・・・と、デザインだけでなく、異なるアクセサリーにチェンジするのも良いですね。ご自身のジュエリーはもちろん、お母様やご祖母様から受け継いだジュエリーがあれば、ぜひリフォームで出番を増やして身につけて頂きたいと思います。お母様やご祖母様も喜ばれるでしょうし、身につけると守られている感じもしますよね。私も祖母のクラシックなダイヤの鬼爪リングのダイヤを外し、敢えてメンズのデザインのリングにリフォームしました。仰々しくなく適度にカジュアルで、普段使いしやすくて、他のアクセサリーともコーディネートしやすいという3つの条件を挙げて考えたんです。よくお客様からもご相談を受け、リフォームをオススメしていますが、信頼できるジュエリーショップでプロのアドバイスを受けるのも良いですね。

お祖母様から受け継いだジュエリーをリフォーム

来年の仕事の予定で、お知らせできるものはありますか?

・2020年3月 企画監修しているコラボバッグの春夏新作リリース予定
・2020年5月22日〜24日 協力している大阪のインポートシューズTerraceの東京販売会(表参道)
・2020年6月 ショップチャンネル マニフェムオンエア予定

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